ワットソンの『強化・リワーク』が容易に出来ない理由を開発が説明
先日海外掲示板にて『ワットソンにバフを』という題名のスレッドが立ち、1800件のコメントが寄せられる大規模スレッドに発展しました。
このスレッド内に開発者のDanielZKlein氏が登場し、ワットソンの強化の難しさについて投稿を行いました。
DanielZKlein氏の発言を要約するとワットソンの強化が難しいと考えている理由は下記のとおりです。
ワットソンは弱いわけではない
・先日NAで行われたALGSグランドファイナルに出場した6つのチームのうち4つのチームにワットソンが居た
┗プロシーンではワットソンは支配的なピック率を持っている
・全体でのワットソンのピック率は最下位を争っている(最下位のランパートを僅かに勝っている)
・下記2点からワットソンのピック率はワットソンの有効性が低いために起きているのではない
①ワットソンの勝率はランクマッチにおいて非常に良好
②ワットソンは全キャラのパワーマトリクスで4番目に位置している
・上記のことからオリンパスやほかのマップにおいてワットソンが役に立たないキャラというわけではないとハッキリ言える
ワットソンのピック率の低さは有用性とは別の原因にある
・ワットソンのピック率が低い原因はほとんどのプレイヤーにとって楽しくないキャラクターだと考えている
・現時点でワットソンはパワーチャート的にはトップに非常に近いので、ワットソンに強化を入れる事は出来ない
・また強化を入れてもプレイヤーにとってワットソンをプレイする中で魅力的でない何かを改善できるわけではないのでピック率は上がらないと考えている
ワットソンは成功体験が薄いキャラクター
・ワットソンは役割やアビリティ的に実際には勝利に大きな影響を及ぼしているが成功体験が薄いと考えている
・ワットソンはフェンスを設置したら陣地は取れるが敵がフェンスに入ってくることはないし、アルティメットを使っていれば敵はそもそもグレネードを使用してこない。それがワットソンが居るチームにとっての成功だが、こう言った成功していても素晴らしいと感じられる部分が少ない。(間接的にしか影響を及ぼせないため)
・ほかのキャラ、パスファインダーで言えばアビリティが成功すれば有利なポジションを取れたり、ブラッドハウンドであれば敵の位置を把握して有利に攻める事が出来る。そういった分かりやすい成功体験がワットソンには少なく、遊んでいても面白くないと考えている
・理想で言えば、現時点での防衛のエキスパートとしてのアイデンティティを失わずに、アビリティやULTを使用した時にエキサイティングな経験が生まれるようなリワークを見つけたい。
バフではなくリワークが理想的。しかし問題が
・そのためバフではなくリワークを行うのが理想的だが、リワークは下記2点の問題が発生している
①リワークは開発時間が膨大
┗ミラージュやライフラインの様なリワークは複数人の開発者が数週間の時間を必要とするもので、これは新レジェンドや新武器新モードを入れる開発時間と変わらない
②競技シーンで十分なパワーを既に持ってしまっている
┗これ以上強くし、競技シーンで100%のピック率になるべきではない
バフは現状ワットソンが抱えている問題を解決する方法にはならない
・理想的なリワークを実現するまでの間(実際にリワークの計画があるわけではないです)ワットソンの様々な部分をバフすることもできるが、バフが根本的な問題(低いピック率と満足度の欠如)を変えることはない