Apex Legendsの開発者が体力的・精神的に限界を迎えている
Apexの運営会社であるRespawnはコロナの影響により勤務形態を在宅勤務に変更し、現時点でエーペックスの開発を続けているようですが、
従事者である開発メンバーが「在宅勤務により体力的・精神的に消耗している」とアメリカの企業口コミサービス「Glassdoor」に書き込みを行ったようです。
Respawnを『消耗、ストレス、Apex Legendsへの強い不安』と題された投稿で下記のように評価していました。
口コミサイトに掲載された内容
・ほとんどのゲーム会社(Epic Games、Activision、Bungieなど)はCOVID 19における効率低下や全般的なストレス/不安に配慮するため、プロジェクトの締め切りや機能/コンテンツのロードマップを延期しているのに、Apexプロジェクトにはそれがありません。
・シーズンのリリースを、オフィス勤務時の生産性で達成していた過酷なタイムラインのまま維持することに極めてストレスを感じ、消耗しています。現在は1日12〜13時間働いており、生活と仕事を分けられていません。
・ライブサービスプロジェクトを活かしていく道筋が不透明です。つまり計画的な決定に欠け、仕事量が調節できていません。つまり実際のところ、与えられたひと月の間に完遂できる量がほとんど見通せていないのです。
・この期間中、従業員の健康へ注意が払われていません。「健康に気をつけるように」「予定どおりのスケジュールを維持し、締め切りに合わせるためにより長い時間働かなくてはならない」という、ふたつの矛盾するメッセージが出されています。
・私は本当に消耗しているので、次の職が決まらないうちに会社を去り、ただ精神的によりよいところへいくことを検討しています。
ゲームディレクターのChad Grenier氏が労働環境を改善する動き
Apex LegendsゲームディレクターのChad Grenier氏がこの労働環境について、チームに非常に大きな負担がかかっていることを認め、労働環境を改善するために「、毎日「できる分だけ」勤務するように声高に呼びかけていたという。
またGrenier氏は、「もし無理な働き方をしないと間に合いそうにない場合はマネージャーに相談するように」強く呼びかけていたという。
実際に『Apex Legends』のシーズン4終了が延長された件について、シーズン5のリリースを遅らせるためだったことを告白した。
RespawnとEAは従業員の健康を維持するために様々な手当を用意
RespawnとEAは従業員の健康を維持するために多くの手当を適用しており、下記の様な施策を実施し可能な限りチームの健康に配慮している旨を強調してるそうです。
・肉体/精神的に調子がすぐれないときは、無制限で有給休暇を取得できる
・自宅勤務をより便利に/快適にするためのいかなる買い物も補償。
・光熱費やインターネット料金の増加分、フレックス労働時間などは給与支払のたびに追加で支払われる