ZETA DIVISIONのYukaF選手がホストを務める新トークショー「Red Bull POI(Point of Interest)」の初回エピソード前編が、10月20日に公開されました。
初回ゲストはMeltstella選手・Mia.K選手・Umi選手の3名です。ALGSプロリーグ Split 2の振り返りと、4人をつなぐ「BKGK(バカガキ)」の結成秘話がたっぷり語られています。
- YukaF選手がホストの新番組「Red Bull POI」がスタート。初回ゲストはMeltstella選手・Mia.K選手・Umi選手
- YukaF・Meltstella・Mia.Kの3選手はラスベガスで開催されるSplit 2 Playoffsに出場
- YukaF選手はSplit 2を世界大会に向けた練習の場と位置づけて戦っていた
- 4人の出会いは15〜16歳ごろのランクマッチ。BKGKの名前の由来も
「Red Bull POI」はどんな番組?
Red Bull POIは、競技シーンの第一線で活躍する選手やクリエイターを招き、大会配信では見られない裏話や素顔を掘り下げるトークショーです。毎回ひとつのテーマを「POI」に見立て、その場所に降り立つようにテーマを深掘りしていくというコンセプトになっています。
冒頭ではいきなり「POIの意味が分かるか」というクイズが出題されました。Mia.K選手とMeltstella選手が「場所」「入り口」といったニュアンスで苦戦するなか、大卒のUmi選手が「Interest=関心、つまり興味のポイント」と答えて見事正解。
YukaF選手によると、Apexでは着地点やランドマークの意味で使われるPOIを、この番組では「ゲストの興味を競技の外で語り合う場所」という意味で使っているとのことです。ポッドキャストらしく、ゆるい雰囲気で進める番組だと説明されています。
ALGSプロリーグ Split 2を振り返り
最初のお題は、先日終了したALGSプロリーグ Split 2の振り返りです。4人それぞれがどんなシーズンを過ごしたのかを語りました。
Meltstella選手:入れ替え戦を乗り越えて世界の舞台へ
Meltstella選手は、Split 1の結果から入れ替え戦(PLQ)に回るという苦しい状況からのスタートでした。
- 入れ替え戦:PLQに出るのは初めての経験で、負けたらそこで終わりという状況だった
- 勝ち抜いた後:ひとまず勝ててホッとしたものの、目標はそこではなかった
- Split 2:体制の変化を経てプレイオフ出場をつかみ、ラスベガス行きが決定
- 今の心境:まだ通過点だが、また世界に戻れたという安心感がすごくある
YukaF選手も、ZETA DIVISIONとしてオープン予選から勝ち上がった経験を振り返り「負けたら終わり」の気持ちには共感できると話していました。一方でMeltstella選手からは「ZETAは負けると思いながらやってないでしょ」とツッコミが入る場面もありました。
Mia.K選手:Split 1の大不振からV字回復
Mia.K選手のチームは、Year 5 Split 2から1年間同じメンバーで戦い続けてきたチームです。
- Year 5 Split 2:好成績を残しながらも、あと一歩で世界大会に届かずLCQにも出られなかった
- Year 6 Split 1:周囲の期待とは裏腹に10位以下まで沈む結果に
- Split 2:チーム内のロール面などで紆余曲折があったものの、見事プレイオフ出場を決めた
- プレイオフに向けて:チームとして世界大会のプレイオフは初めて。何より楽しんで臨みたい
出場が決まった直後、YukaF選手がお祝いのLINEを送ったところ、Regional Finals帰りのタクシーから即座に電話がかかってきたというエピソードも披露されました。Mia.K選手は「あの時は祝福のオーラに包まれていた」と振り返り、Split 1からの立て直しをチームの成長の証だと語っています。
Umi選手:第1週首位からまさかの失速
Umi選手のチームは、Split 2の第1週を1位で終える最高のスタートを切りました。しかしその後は失速し、プレイオフ出場には届きませんでした。
- 序盤:中入りを得意とするチームとして大きな貯金を作り、3人で「この貯金は絶対に無駄にしたくない」と話していた
- 試行錯誤:翌日に崩れたあと、自分の1番手が原因かと考え、元のコントローラーキャラに戻すなど色々と試した
- 環境の壁:ヒューズやマッドマギーがBANされず、シアもずっといる環境で、中入りが難しくなっていると強く感じた
オフシーズンに入ったUmi選手は、ユニフォームを忘れてEWCロゴの私服で登場。ほかの3人がラスベガスへ向かうことから「BKGK応援団長」に就任し、現地組を応援すると話していました。
YukaF選手:Split 2は世界で勝つための練習の場
Split 1で1位、Split 2で2位というYukaF選手は、Split 2を世界大会に向けた練習の場として使っていたと明かしました。
- 前提:Split 1の1位で大量のチャンピオンシップポイントを獲得し、EWCで5位に入ったことで、Championship出場はほぼ確定していた
- 着目点:世界大会では中盤のトレードで負けるケースがとても多く、どのチームも早めのアクションを仕掛けてくる
- 取り組み:リスクが大きく本来はやるべきでない場面でも強めのアクションを取り、チームのアクション強度を高める練習をリーグを通して続けた
- 収穫:撃ち合いが増えると選手の調子でポイントが左右されるため、調子が悪い中でのポイントの取り方を学べた
第1週で1位1位を取って50ポイントを稼いだ時点で「何をしてもいけそうだと思った」とも話しており、その余裕を練習に振ったシーズンだったとのことです。必死に世界大会出場を目指していた3人からは「さすがYukaFさん」と声が上がっていました。
なお、YukaF・Meltstella・Mia.Kの3選手が出場するALGS Year 6 Split 2 Playoffsは、日本時間10月30日からラスベガスで開催されます。
BKGK(バカガキ)の結成秘話
2つ目のお題は「僕たちがいつ出会ったのか」です。最近Apexの競技シーンを見始めた人に向けて、仲の良いコミュニティとして知られるBKGKのルーツが語られました。
出会いは15〜16歳ごろのランクマッチ
4人が知り合ったのは15〜16歳ごろ。本人たちも細かい記憶はあいまいな様子でしたが、思い出話が次々と出てきました。
- きっかけ:ランクの募集やSNSの相互フォローがきっかけで、VTuber好きという共通点から親近感を持って一緒にプレイするようになった
- 当時のYukaF選手:すでにNortheptionで競技シーンに出ており、プロリーグが始まる前のオータムサーキットのころだった
- 幻のチーム:Mia.K&メルトステラが一緒に競技に出ようとした時期もあったが、Mia.Kが誕生日前でまだ16歳に達しておらず、Year 2の予選に出られなかった
Umi選手の加入はL-STARのダブハンがきっかけ
Umi選手については、ある大会かスクリムでL-STARを持って4,000ダメージのダブルハンターを出していたのを見て「こいつおもろいやん」と声をかけたのが始まりだそうです。
実際に話してみると「めっちゃバカだった」とのことで、バカ同士はすぐ仲良くなれるというのがBKGKの原点。クラン名のBKGKも「バカなガキ」が由来で、本人たちいわく今でも変わっていないそうです。
BKGKがあったからこそ、もともと一緒にプレイする機会のなかったUmi選手とMia.K選手もつながりました。当時作ったLINEグループは今も残っていますが、主に募集してるのは4rmyさんと1tappyさん。現役で活動しているメンバーは6人ほどに減ったとのことで、4人は時代の流れをしみじみと感じていました。
「大人になった」と感じる瞬間
16歳で出会った4人も、今では22歳から25歳になる年齢に。MiaK選手はチームでは年下の選手と組み、19歳のチームメイトがいて自分が最年長というメンバーもいます。
- プレイの変化:人としては尖っていなかったが、昔はプレイが若々しく尖っていたと振り返った
- 若手との向き合い方:自分は余裕が出るにつれてプレイに制限をかけるようになったが、若いチームメイトのKakigoori7には制限をかけず、好きにやらせたらどうなるのかを見てみたい
- 話し方の変化:昔は「行けよ」で済ませていたのが、今は理屈で説明するようになってしまって「1tappyになってる気分」と笑い合った
成功体験を重ねてメンタル面が成長したという話から、トークは「昔の3人組に戻りたくないのか」という視聴者の声へ。この続きは後編で語られる予定です。

